1988-10-25 第113回国会 衆議院 決算委員会 第7号
なお、今御指摘ございました宇宙空間の放射性物質の問題でございますが、原子力衛星の打ち上げに伴いまして地球環境にいろいろな悪影響を及ぼしておるということがございますので、国連などの場におきまして、我が国といたしましてもこれらに対しまして厳しい規制措置が講じられるように各国に働きかけておるところでございまして、現時点におきましても、国際連合の宇宙空間平和利用委員会の場におきまして、原子力衛星の安全性の確保
なお、今御指摘ございました宇宙空間の放射性物質の問題でございますが、原子力衛星の打ち上げに伴いまして地球環境にいろいろな悪影響を及ぼしておるということがございますので、国連などの場におきまして、我が国といたしましてもこれらに対しまして厳しい規制措置が講じられるように各国に働きかけておるところでございまして、現時点におきましても、国際連合の宇宙空間平和利用委員会の場におきまして、原子力衛星の安全性の確保
委員会におきましては、わが国の宇宙開発の基本姿勢と国内の開発体制、条約加入に伴う立法措置、原子力衛星の規制、宇宙軍縮等の諸問題につき質疑が行われましたが、詳細は会議録によって御承知を願います。 昨十二日質疑を終え、別に討論もなく、採決の結果、三件はいずれも全会一致をもって承認すべきものと決定いたしました。 以上御報告いたします。(拍手) ─────────────
○説明員(遠藤哲也君) 先生御質問の原子力衛星、ちょっとこれ御質問の趣旨からそれるかと思いますけれども、現在アメリカとソ連が原子力衛星を打ち上げておりまして、アメリカの場合はこれは原子力電池の方で原子炉の方は一個だと承知しておるわけでございますが、ソ連の方は原子炉衛星二十四個、再突入のが二個ございますから地球周回中のが現在二十二個あるというふうに私ども承知しておるわけでございます。
その後、国連の宇宙空間平和利用委員会でもこの点が非常に大議論になりまして、やはり何かこの原子力衛星につきましては国際的な安全基準というか法原則をつくるべきじゃないかというようなことが非常な議論の中心になりまして、日本としましてもスウェーデンそれから第一回目の事故の当事国でありましたカナダ等々と協調しましてその方向に向かって努力しておるわけでございます。
そこで、先ほどもちょっと私から御答弁申し上げましたように、ことに原子力衛星かあるいは原子力衛星じゃないのかというようなことも全く実は触れられてないのでございまして、したがいまして、私は先生の御指摘はもっともだと拝聴いたしましたように、せめてこれは原子力衛星であるというようなこと、ぜひそれぐらいは一般機能の一つとして登録してもらいたいというようなことを、先ほど申しました国連の宇宙空間平和利用委員会等で
たとえば原子炉衛星規制の問題につきまして、ソビエト原子力衛星がカナダ領に落下した問題を契機とされまして、日本政府では国連宇宙空間平和利用委員会等で原子炉衛星を打ち上げることを禁止するという提案もなさったと承っているわけでございますが、こうした問題について非常に一生懸命努力されておる、なかなか実らないけれどもがんばっておられるというのは承知しておるわけであります。
○河上委員 いま登録されたもので結構なんですけれども、原子力衛星の数はそのうちどのくらいになるのか、また、軍事衛星――こういうカテゴリーがちゃんとあるのかどうか知りませんけれども、軍事衛星と目されているものはどのくらいの数に上るのか。この前、ソ連のコスモスの場合は軍事偵察衛星というふうに考えられておるのでございますけれども、その点、いかがでございますか。
他方、原子力衛星の登録の件でございますけれども、これにつきましては、アメリカにつきましては国連に提出した数字でございますけれども、アメリカは原子力電池を搭載した原子力衛星が二十一個、それから原子炉衛星、原子炉を搭載した衛星が一個、これは国連へ通報いたしました資料でございます。
原子力衛星規制に関する決議なんですが、これはカナダの北部にソビエトの原子力衛星が落下した事件が契機になりまして、原子力衛星が落下をする、その結果、人類が放射能汚染の被害を受ける、この被害に対してはあらゆる手段によって防止していくことが必要であるという前提で取り決めた中身であります。その中に「宇宙関係三条約批准の準備を促進すべきである。」ということがあるのですが、これは外務省、いかがですか。
五十三年二月二十八日に衆議院の本会議で原子力衛星規制に関する決議が議決され、さらに参議院でも議決されているわけですが、その中身につきましてもう一度おさらいをしてみたいと思います。 去る一月二十四日、カナダ北部にソ連の原子力衛星が落下した事件は、我が国に強い衝撃を与えた。
ただし、政府といたしましては、残るただいま申しました三つの条約につきましてもできるだけ早期にこれに参加すべきであるという考えでございまして、現在までのところ、そのためにどういう国内的な措置が必要であるか、場合によって国内の法改正が必要であるかどうか等を含めまして鋭意検討を行ってきたところでございますけれども、先ほど先生御指摘のとおり、先般のソ連の原子力衛星の落下事件等もございまして、やはりこの三条約
たとえば当委員会でも問題になっておるわけでありますが、先般ソ連の原子力衛星が落ちてきたのですね。それから、ことしの文春の四月号に、米大統領のニクソンの補佐官であったハルドマンが「獄中からの告発」という手記を発表しておるわけですね。
もう一つは、アメリカばかりのことを言うとおかしいわけでありまして、いわゆるソ連の例の原子力衛星が一月二十四日カナダの北部に落ちまして、世界じゅうが大変衝撃を受けました。先般もNHKのテレビでそれをずっとドキュメンタリーふうに報道しておりました。どこへ落ちるかわからない。
○政府委員(園山重道君) 原子力衛星につきましては、アメリカで現在二十個原子力装置を積んだ衛星が飛んでおると聞いております。そのうち、この間のコスモス954号のように、いわゆる原子炉を搭載しておりますものは、たしかもう十数年前だったと思いますが、に上げましたものが一個ございまして、そのほかにつきましてはいわゆるアイソトープ電池を積んだものである、このように承知しております。
○政府委員(園山重道君) 先般三月でございましたか、国連の宇宙空間平和利用委員会の科学技術小委員会というのが開かれまして、ちょうどコスモス954号の落下の直後でございましたので、御承知のように日本からも国会の御決議を踏まえまして、この原子力衛星に関する非常な懸念を表明いたしまして、その禁止の可能性を含めた検討をすべしということを言ったわけでございますが、その際にアメリカからは、若干現在の原子力装置を
○森下昭司君 まあ、一九六一年以来アメリカは原子力衛星等の人工衛星を二十二個打ち上げている。その内訳は、原子力衛星一個——この間の委員会では局長は二十一個、そのうち一個は原子力というお話でありましたが、まあこれは一個落ちているわけですから二十一ということになるわけであります。
○森下昭司君 先般、ソ連のコスモスが落下をいたしましたときに、国連の宇宙空間利用小委員会等に対しまして、日本の政府は新たな原子力衛星の規制問題を提起をいたしております。
○森下昭司君 それではまず、先日の委員会でお尋ねをいたしました原子力衛星、人工衛星等の問題について最初にお聞きをいたしたいと思います。 先日の報道によりますと、十四年前にアメリカの原子力衛星が大気圏に落下をいたしまして放射性物質がまき散らされたということが国連に報告をされた。
ただいま先生から、原子力衛星の問題につきまして、国連でどういう討議が行われてきて、その見通しいかんという御質問でございますが、わが国といたしましては、先般の事件にかんがみまして、このような危険は放置されるべきでない、原子力衛星の安全性というものがあらゆる手段によって確保されなければならないという基本的認識に立ちまして、まず、去る二月十三日からニューヨークで行われました国連の宇宙空間平和利用委員会の科学技術小委員会
これはまた問題は別ですけれども、先ほど来いろいろと話題になっております原子力衛星などの落下事故の問題ですが、この放射能対策をあらかじめ検討しておくべきじゃないか、こう思うのですが、この二点について御答弁願いたいと思います。
○熊谷国務大臣 全く国民全般とされましては、このような、特に原子力衛星については非常に重大な不安を持っているものと考えます。
これは、わが国の代表が科学技術小委員会、法律小委員会の両方で行ったステートメントのうちの提案に相当する部分のことかと思われますけれども、科学技術小委員会の方では、まず、今回の事件及び原子力衛星の打ち上げ状況等につきまして、できるだけ詳細な情報及びデータを提供してほしい、それに基づきまして科学技術的な見地から、新たな規制が必要であるかないか、また必要であるとすればどういう規制が原子力衛星の安全確保のために
○貝沼委員 きょうは、一般質問でありますので、原子力衛星の問題、それから先般地震の予知の問題につきまして参考人から意見を聴取いたしておりますので、それについての当局の見解、それを伺っておきたいと思います。なお、それにつけ加えて防災の立場から二つばかりただしておきたい、こう思っております。
ちるかということは把握することは困難なことだと思っておりますけれども、特にこういった原子力装置を積んでいるというような場合には、これについてできるだけの、もし落ちました場合の対策というのを事前にやらなければなりませんので、今後とも、先生御指摘の国際協力によりまして、打ち上げた国がもしそういう事態が発しましたときに連絡するのは当然の義務かと思いますけれども、現在、私どもといたしましては、少なくともこの原子力衛星
これは、衆参両院で原子力衛星の規制の決議が先日行われたわけでありますが、いまだ墜落の原因というものが明確になっていないと言われております。いろんな諸説があるわけでありますが、科学技術庁といたしましては、このコスモス954号の墜落の原因は何であったか、諸情報等もあるのでございますが、推定されるものはどんなものか、もしもお答えをいただければ具体的にお答えをいただきたいと存じます。
木村睦男君外八名発議に係る原子力衛星の規制に関する決議案は、発議者要求のとおり委員会審査を省略し、日程に追加して、これを議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○木村睦男君 ただいま議題となりました、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党、日本共産党及び民社党の共同提案に係る原子力衛星の規制に関する決議案について、発議者を代表して、提案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 原子力衛星の規制に関する決議案 ソ連の原子炉積載コスモス衛星が、去る一月二十四日カナダ北部に墜落し、我が国民に強い衝撃を与えた。
○国務大臣(園田直君) 原子力衛星の規制に関する決議に対しまして、政府の所信を申し述べます。 政府といたしましては、ただいま採択されました本決議の趣旨を体し、原子力衛星に関し、わが国民、ひいては全人類の安全確保に万全を期するため、引き続き関係各国とも協議しつつ、実効ある施策を講ずるよう最大限の努力をいたす所存であります。(拍手) —————・—————
○事務総長(植木正張君) 昨二月二十八日、木村睦男君外八名から、原子力衛星の規制に関する決議案が提出されました。 本決議案には、発議者全員から、委員会の審査を省略されたい旨の要求書が付されております。 この要求につきまして御審議をお願いいたします。
○国務大臣(園田直君) ただいまの原子力衛星規制に関する決議に対しまして、政府の所信を申し述べます。 政府といたしましては、ただいま採択されました御決議の趣旨を体し、原子力衛星に関し、わが国国民、ひいては全人類の安全確保に万全を期するため、引き続き関係各国とも協議しつつ、実効ある施策を講ずるよう最大限の努力をいたす所存でございます。
○議長(保利茂君) 原子力衛星規制に関する決議案を議題といたします。 提出者の趣旨弁明を許します。細田吉藏君。 ————————————— 原子力衛星規制に関する決議案 〔本号(一)末尾に掲載〕 ————————————— 〔細田吉藏君登壇〕
○細田吉藏君 ただいま議題となりました原子力衛星規制に関する決議案につきまして、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党、日本共産党・革新共同及び新自由クラブを代表し、提案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 原子力衛星規制に関する決議案 去る一月二十四日、カナダ北部にソ連の原子力衛星が落下した事件は、我が国に強い衝撃を与えた。
卓三君 寺前 巖君 東中 光雄君 菊池福治郎君 甘利 正君 同月二十八日 辞任 補欠選任 岡本 富夫君 広沢 直樹君 東中 光雄君 不破 哲三君 同日 辞任 補欠選任 広沢 直樹君 岡本 富夫君 不破 哲三君 東中 光雄君 ————————————— 本日の会議に付した案件 原子力衛星規制
○大久保事務総長 最初に、原子力衛星規制に関する決議案を議題といたします。趣旨弁明は細田吉藏さんが行います。全会一致でございます。採決の後、園田外務大臣から発言がございます。 次に、日程に入りまして、日程第一につきまして、大村大蔵委員長の御報告がございます。共産党が反対でございます。 次に、日程第二につきまして、始関内閣委員長の御報告がございます。全会一致でございます。
まず、決議案の取扱いに関する件についてでありますが、去る二十二日、細田吉藏君外十一名から、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党、日本共産党・革新共同及び新自由クラブの六党共同提案に係る原子力衛星規制に関する決議案が提出されました。 本決議案は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
したがいまして、私どもは現在のところいわゆる原子力衛星について、これがあるいは軍事用に使われておりますか、そういったものについての明確な資料、データというものを持っておりませんので、これは国際的にまずはそういう資料が公開されて、これに基づいて今後人類の宇宙開発はいかにあるべきかということが国際的な協力のもとに検討されるべきものと考えておりますので、その点で外務省とも御相談をいたしておりますし、今回の
それに対しましてソ連の申しましたことを簡単に申し上げますと、宇宙における原子力利用の有用性を強調いたしまして、原子力衛星の安全性は既存の体制で一応確保されているという主張をいたしまして、そのために新たな規制や日本が提案したような作業部会の設置は不用であるということで反対いたしました。 アメリカの方は、自分が打ち上げている原子力衛星の安全性を強調いたしました。
○政府委員(大川美雄君) 日本といたしましては、宇宙空間の平和利用の積極面は当然尊重しながら、こういった原子力衛星が落下してくることによって生ずる危険を防止するために最大限の安全措置を講ずべきだと、そのためには、必要とあればそういった原子力衛星の打ち上げの禁止ということも可能性としては考えてみるべきじゃないかということを申しております。